◆真昼の月◆

ヘルパーのお仕事、職人仕込みのレシピなどを綴ります。

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お盆に訪問したH江さんの買い物介助で、桃を買ってきてくれるように頼まれた。
しかしH江さんは、糖尿病のため、果糖の摂取は厳しく制限されている。
「お医者様の許可はでているんですか?」
と聞いてみると「これはお盆のお供えだから、特別よ.私は食べないから大丈夫」と言う。

お供えなら、この時期に購入するのは問題ないだろう。
H江さんのご希望通り、大きくて立派な桃を2個、買って帰った。


お盆明け、再び訪問してみると、H江さんのお部屋は、甘い桃の香りで満ちていた。
「すごく良い香りですねぇ」
私が声をかけると、H江さんは寂しそうに
「お盆も終わったし、桃は捨ててちょうだい」と言った。
美味しそうな香りに包まれて、食べたくて食べたくてしかたなかったのだそうだ。
「お仏壇からお下げして、それをありがたく頂戴したいけれども、この病気ではいただくこともできないから」
ご先祖さまに申し訳ない。桃を作った農家の方にも申し訳ない。
食べ物を捨てるなんて、バチが当たるわね。

けれども、ご自分で食べることはできないし、おすそ分けする親しいお友だちや家族もいない。

香りがもれないように、ビニール袋に桃を入れて口を縛り、生ゴミといっしょに捨てた。

それでもお供えしたかったH江さんの気持ちを思うと、とても切なかった。

健康のありがたみ
確かに切ないですね。
食べたいものが食せない(食べる機能はあるけれども食べるのを我慢しなければならない)H江さんのお気持ちを察するとあらためて健康の大切さが身にしみます。
でも、えらいなH江さんは、真剣にご自分の病気と向かい合っておられる状況が手に取るようにわかります。仕事がら、患者さんには『糖分を控えてくださいね』と申し上げることが多いのですが、ドクターにそういわれた患者さんの一人一人が毎日どの様に頑張っておられるのかを垣間見ることができありがとうございます。きっと、作り手の農家の方々やご先祖様達もH江さんのことを十分理解してくださっておられることと存じます。
今後とも、無理せずにご自身の病気の克服に努力してくださいとお伝え申し上げたいところですが、かないませんのでかずよんさんから宜しくお伝え下さい♪
あらためて、患者さんの病気に向かわれる真摯な態度に触れることができ、自分も来院される患者さん達のご自宅での努力を鑑みながら診療にあたらねばと再認識させられました。病状の安定・改善が得られ、たとえ一口でも美味しい桃がH江さんのお口に運ばれることがありますように!

2010.08.25 18:01 URL | Sドクター(sansako) #- [ 編集 ]


こんにちは、桃の季節ももう終わりですね。
この頃、一年が早くて早くて・・・。

私だと、H江さんのようにちゃんと我慢でき無くって食べてしまいそう(汗)
健康第一!
ご先祖様も農家の方もその思う気持ちを喜びこそすれバチなんて。
そんな事が言えるのも、食べ物が豊富な国・時代に生まれた者だから・・・なんでしょうね。

2010.08.28 12:14 URL | かぱ #RdrASfiE [ 編集 ]

Sドクターさま
H江さんは、足に痺れと痛みがあり、これ以上悪化すると、切断もありうると言う状態なんです。まだ60歳代とお若いので、なんとしてもそれは避けたい事態ですよね。
ヘルパーは調理介助も行っています。
だしは干しシイタケと昆布を使い、減塩醤油と羅漢果甘味料で味付けした薄味仕立てです。
味見をすると、あまりに薄味で物足りないのですが、ご本人は「大丈夫」と言ってくださり、頑張って闘病していらっしゃいます。

励ましや手助けもヘルパーの仕事ですよね。

2010.08.31 06:56 URL | かずよん #rNUx50LM [ 編集 ]

かぱ様
お久しぶりですe-265
この夏は暑くて暑くて大変でしたね。

>健康第一!

そうなんです。予防が大事なんですよ。
頑張っているH江さんを見ていると、自分も節制して健康的な生活を送らなくちゃと思います。
思うんですが、難しいです(汗)。

またお立ち寄りください。

2010.08.31 06:59 URL | かずよん #rNUx50LM [ 編集 ]















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