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◆真昼の月◆

ヘルパーのお仕事、職人仕込みのレシピなどを綴ります。

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介護の仕事をしていて、そのサービス中に利用者さんの容態が急変しないことを願うのは、きっと誰でも同じだろう。
いつもと変わりなく、穏やかにお過ごしいただきたいと思っても、そうは問屋がおろさない。

ちょうど亡くなったばかりで、家族が悲嘆に暮れる現場に派遣されたヘルパーもいれば、ターミナル介護(終末介護)で、ヘルパーが見守る中、息を引き取った方もいる。

先日視力障害者の通院介護中、帰路のバス停まで歩いていた時、利用者さんの顔色が変わった。
汗が急に噴出し、息が荒くなり、とても歩いていられない。
ガードレールにもたれかかるようにして立ち止まり、一休み。
それでも一向に落ち着く気配が無い。
これは糖尿の低血糖によるものなのか、
脳溢血の軽度発作なのか、
小さな心筋梗塞か。
病歴を思い起こしてみるが、どれも該当しているような気がして特定できない。
「大丈夫ですか? 救急車を呼びましょうか」
と言うと、ニトロを服用すれば大丈夫だと言った。
胸ポケットから錠剤を取り出し、アルミ箔から出そうとしたら、ポロリと落ちてしまった。
息は荒いし、指先は震えている。視力障害があるのだから、この小さな錠剤を取り出すことは至難の業だ。
「私が出しましょう」
代わって私が取り出し、舌下に投与する。
じりじりと待つことしばらく。顔色は相変わらずだが、本人は
「だいぶよくなったから、歩ける」と言う。
とは言っても、一歩ずつだ。
途中で何度も、タクシーで帰りましょうかと声をかけた。
バス停までは近いようで、この足取りでは危なすぎる。
汗も出ているし、とても苦しそうだ。
しかし本人は「大丈夫だ」と言い張る。
奥さまは現在入院中で、自分もここで病院に入ると娘に迷惑がかかる。
このくらいの発作はよくあるから、心配要らないと歯を食いしばるように言うのだ。

そうまで強く言われて、私はどうするべきだろう。
それでも救急車を呼ぶべきなのか。
ゆっくりでも歩けて、話せる程度なのだから、呼ばなくていいのか。
けれども、この状態が悪化するかもしれない。
もし手遅れになったら、私は責任の取りようがない。
私はもちろん医者ではないから、医療知識は持ち合わせていない。
既往歴や病歴、入院歴は知っていても、最終的な判断をするには、あまりにも素人だと思い知る。

結局ゆっくり、ゆっくり、私が歩けば10分で行ける距離を、40分かけて歩いた。
何度も休憩し、水分を取り、ふらつく利用者さんの腰のベルトを持って転倒しないように気をつけながら、なんとかバス停に到着し、無事に家まで帰りついた。

その安堵感――。

昨日ふたたびその人の通院介護だった。
お医者さまに先日の発作のことを話し、どういう状態で救急車を呼ぶべきかと訊いた。
「発作の苦しさは、本人が一番良く知っています。本当に苦しかったら、何も言えなくなるか、自分から救急車を呼んでくれと言いますよ」
そう言う医者の横で、
「あの時は心配かけてすまなかったねえ」えへへ。と本人は苦笑いをしている。
ニトロも、視力に障害があっても使いやすそうなスプレー式のものを処方してもらい、この日は問題なく帰宅した。

素人判断は難しい。
けれども手遅れになるくらいなら、早めに救急車を呼ぶという対応の方が無難だろう。
あの日、私の心臓も早鐘のように打った。
私のほうが倒れそうだった。
もう二度と、そんな場面に立ち会いたくないと思うが、
そうは問屋がおろさないのだろう。

リンク件
嫁でも実子ですらも、判断に迷う場面があるのですから。
まして緊急の場合を除いて ご本人様の意に背く事が儘ならぬお立場では、
ご本人様が固辞なさる時の ご苦慮の程は如何ばかりかと察せられます。
有事の場合は、かずよんさんおひとりの問題では済まないのですものね。

事後承諾にて申し訳ありませんが、リンクを貼らせていただきました。
本サイトにしたく思い 試してみましたが、
PCには対応しますが フレーム非対応の端末(モバイル)では閲覧出来ませんでした。
携帯からのアクセスの場合に、自動的に 閲覧可能なページにジャンプされる設定になっておられないのだと判断しましたので、
ブログにリンクを貼らせていただきました。

ご都合が悪い様でしたら、ご連絡くだされば修正 若しくは 外させていただきます。私方へのお気遣いは特に為さらなくても宜しいです。

今後ともよろしくお願い致します。

2007.04.19 14:16 URL | marina #KBJvIUTM [ 編集 ]

ありがとうございます
今回の容態急変には、本当に冷や汗をかきました。
無事に済んでよかったと、心からほっとしています。

リンクの件、ありがとうございました。本サイトは、フレームでしか作っておりませんので、携帯では閲覧ができないと思います。お手数をかけ、申し訳ありません。
リンクの確認をさせていただきました。
現在本サイトもリンク作業中です。もちろんmarinaさんの「航跡」もリンクさせていただきますが、多忙に付き、もう少しお待ちくださいませ。

これからもよろしくお願いいたします。

2007.04.19 16:23 URL | かずよん #rNUx50LM [ 編集 ]















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